本堂
この造りは禅宗方丈様式といい、室町時代に京都の臨済宗を中心に盛んに造られたものです。 現在でも関東には数ヶ寺しかみられません。自己を見つめる禅の精神から華美なものを排し、見ようによっては質素な造りとなっています。方丈とは本来住職の居室のことをいいました。(住職のことを「方丈さん」というのはここからきています)現在は法要など多くの行事をここで行っています。
また、関東では大変貴重な床もみじをご覧いただくことが可能です。28畳の床に映る自然美は心を落ち着かせます。春、夏、秋の床もみじ特別公開の時期にご覧いただけます。
宝徳寺の本尊さまは釈迦如来です。向かって右に文殊菩薩、左に普賢菩薩の脇侍(わきじ)を配した釈迦三尊仏の形式をとっています。宝徳寺の本堂は雙龍殿(そうりゅうでん)といいます。右側は海龍(かいりゅう)左側が雲龍です。龍は仏法を守護する神として崇められています。